2025年3月2日(日)に開催される小牧基地航空祭(オープンベース)にブルーインパルスの参加が決定しています。
航空祭(オープンベース)は基地を一般開放し、航空機の飛行・装備品展示・警備犬訓練展示などが行われる恒例イベントです。
コロナ禍では数回開催されませんでしたが、2022年度から再び開催されています。
ブルーインパルスの参加は2年ぶりとなります。
ブルーインパルスは全国各地を回り、今年度最後に小牧基地にやってきます。大トリです。
まだ少し先ではありますが、今年度の航空祭も多くの方で賑わうことでしょう!
トルコ国防省は2024年11月20日、同国の無人航空機メーカーであるバイカル・テクノロジーが開発した無人航空機(UAS)「バイラクタルTB3」が、トルコ海軍の強襲揚陸艦「アナドル」で、発着艦試験に成功したと発表しました。 バイラクタルTB3は2022年に発生し現在も継続中のロシアとウクライナの戦いでウクライナが偵察や攻撃に使用し、ロシア軍に大きな損害を与えたと伝えられているUAS「バイラクタルTB2」の艦載機型です。 基本設計はバイラクタルTB2を踏襲しているものの、全長は8.35m(TB2は6.5m)、主翼幅は14m(同12m)と大型化。エンジンはバイラクタルTB2に使用されているロタックス912(100馬力)から、トルコのTEIが開発した、より強力なPDI 170 (172 馬力)に変更されています。機体の大型化とエンジンの強化によって、センサー類や兵装の搭載能力はバイラクタルTB2の130kgから280kgに強化されています。 主翼は空母や強襲揚陸艦に多くの機体を搭載するための折り畳み機構が追加されたほか、バイラクタルTB2に比べて短い距離の滑走で離発着を可能にするSTOL性能を与えるための改設計が施されています。 トルコ海軍はもともと「アナドル」に、F-35戦闘機のSTOL型で航空自衛隊も導入を予定しているF-35Bを搭載する計画でした。しかし、トルコがロシアから防空システムを購入したことを問題視したアメリカからF-35の引き渡しを拒否され、一時期「アナドル」にはヘリコプター以外の搭載航空機がない状態になっていました。 バイカル・テクノロジーはバイラクタルTB3と並行して、ジェット推進のUAS「クズルエルマ」の開発も進めており、同機も「アナドル」の艦載機として運用される予定になっています。「アナドル」はF-35に代わって、UASを艦載機とする「無人機空母」に変貌しつつあります。
防衛装備庁は2024年11月に、海上自衛隊の新型補給艦の技術資料募集要領を発表しました。これにより、建造への動きが加速すると予想されます。
海上自衛隊は、行動中の護衛艦への燃料や物資の補給を行うため、とわだ型3隻とましゅう型2隻、合計5隻の補給艦を保有しており、これらはすべて護衛艦隊の「第1海上補給隊」に配備されています。
防衛省は、新型補給艦の建造費用として、今年度の予算に830億円(1隻分)を盛り込んでいます。これは、あらゆる状況下で護衛艦の任務を継続できるよう、後方支援能力を強化するためです。
防衛装備庁は、新型補給艦の技術資料公募に参加する企業に対し、補給艦または同等の艦船の建造能力、同型艦との装備品の標準化及び艤装の統一化推進、必要な建造設備の保有などの条件を設けています。
新型補給艦は基準排水量が1万4500トンと見込まれ、現行のとわだ型8100トン、ましゅう型1万3500トンを上回る大型化が予定されています。アメリカ海軍の補給艦艇よりは小さいものの、海上自衛隊では最大級の艦になる見込みです。デザインは、艦橋が船体前部に位置し、アメリカ海軍のサプライ級高速戦闘支援艦に似た形状になるとされています。
定員は約100人で、1987年に就役した「とわだ」の約140人から人員削減が図られます。新型補給艦は2028年度に就役予定で、「とわだ」はその際に除籍されることになっています。
福岡県警博多署は28日、コンビニ店員を殴打したとして、暴行容疑で福岡県春日市に住む陸上自衛隊の自衛官、新宅将充容疑者(45)を現行犯逮捕したと発表しました。
署の報告によれば、新宅容疑者は店内で購入した食品を食べることを注意された後、トラブルに発展したとのことです。
逮捕された容疑は、27日午後11時10分頃、福岡市博多区新和町2丁目のコンビニ駐車場で、男性店員(32)の側頭部を平手で打った疑いです。店員とすぐに駆けつけた警備員によって抑えられ、その後県警に引き渡されました。
2024年11月5日に実施されたアメリカ大統領選挙の結果、ドナルド・トランプ氏が第47代大統領に選出されました。トランプ氏の再選が日本の安全保障に及ぼす影響について考察します。
トランプ氏は2017年から2021年まで第45代大統領を務め、その間「アメリカファースト」の方針のもと、同盟国に対して防衛費の増加を求め、アメリカの防衛負担を軽減する政策を推進していました。
NATOは加盟国にGNPの2%以上の国防費を目標としていますが、これはトランプ氏の第一次政権時に同盟国に防衛費の増加を求めたことに起因しています。
第一次トランプ政権で国防次官補代理を務めたエルブリッジ・コルビー氏は、日本の防衛費をGDP比で3%以上にするべきだと主張していました。実際、日本の防衛費はトランプ政権時代に増加傾向にありました。2025年から始まる第二次トランプ政権では、日本を含む同盟国に対する防衛費の負担増が予想されます。
また、トランプ政権は同盟国の防衛力強化を目的として、先進的な防衛装備品の輸出や防衛技術の供与を提案する可能性があります。
例えば、航空自衛隊のF-2戦闘機の後継機選定は、第一次トランプ政権期に本格化しました。この選定には、既存の戦闘機の改造も含め、ロッキード・マーチン、ボーイング、BAEシステムズの3社から提案が求められました。ロッキード・マーチンは、F-22戦闘機の機体にF-35戦闘機の電子機器を移植するという驚きの提案を行いました。
防衛省は、自衛隊、アメリカ軍、韓国軍による共同訓練を13日から東シナ海で開始したと発表しました。この訓練は、弾道ミサイルを頻繁に発射する北朝鮮や中国の動向を踏まえ、日米韓の協力を示す目的があるとされています。防衛省によると、この訓練は「フリーダム・エッジ」と呼ばれ、今年6月に初めて実施されたもので、今回が2回目です。
アメリカ軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」を含む3国の艦艇7隻、ステルス戦闘機、哨戒機などが参加し、東シナ海で弾道ミサイル、潜水艦、戦闘機への対応訓練を行っています。
防衛省は共同訓練について、「朝鮮半島を含むインド太平洋地域の平和と安定を目指し、日米韓の相互運用性を高め、自由を守る強固な防衛態勢を示すもの」と述べており、北朝鮮や中国の挑戦に対する三国の結束を示す意図があると見られます。
前回の共同訓練時、北朝鮮は「挑発的な行為は致命的な結果を招く」と強く反発しました。
防衛省・近畿中部防衛局は、2024年10月31日に川崎重工業・神戸工場で建造中の海上自衛隊の潜水艦「らいげい」が海上試験を継続中であると発表しました。同艦は試験海域に向かう途中、海上での高速航行する様子の画像を公開しました。
「らいげい」はたいげい型潜水艦の4番艦で、2023年10月17日に進水しました。基準排水量は約3000トンで、ディーゼルエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたディーゼル電気推進が採用されており、新型のメインエンジンが搭載されています。
たいげい型は外観が前級のそうりゅう型潜水艦とほぼ同じですが、探知能力や静粛性が向上しており、女性自衛官の乗務を想定した設備が建造時から備えられています。
「らいげい」の海上試験は2024年8月に開始され、推進性能や潜航性能などを確認するために現在も継続されています。予定通りに試験が進めば、2025年3月に就役する予定です。
現在、セイルには艦番号「516」、船体後方には艦名「らいげい」と白い文字で記されていますが、これらは本格運用前に消去される予定です。「らいげい」は漢字で「雷鯨」と表記され、旧日本海軍時代を含めて初めての艦艇名です。
鹿児島県の奄美大島や徳之島で行われ、新富町の航空自衛隊新田原基地にも日米共同訓練が含まれる日米共同統合演習「キーン・ソード25」(10月23日から11月1日)の一部として、10月30日に宮崎空港に海上自衛隊のP1哨戒機が到着しました。
この演習で自衛隊機が宮崎空港を利用したのはこれが初めてで、機体のメンテナンスと燃料の補給を終え、約2時間後に離陸しました。
編集 岡山新報社・守破離俱楽部・輝く日本の会
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